お手本に習ったような愚痴

「今回は絶対続けていかれへんと思う!」
「そうなん?どしたん」
「朝ごはんたべんとほったらかしやったし,なんか女の気配あるし」
「ふーん..女の気配とは?」
「なんか私が用事で忙しかったときに顔は出してきたけど夏祭りいったらしい」
「ふつうやん」
「それで最初は4人でいくことになってたんだけど実は二人きりで行ったみたいな」
「どゆこと,こられへんようになったとか?」
「そんな感じらしい,一回言って変わるあたり怪しい.」
「言い出しずらかったんじゃないのか」
「でも,最初から言えばよかったやん.あと隠されるのなんて嫌い」
「へぇ・・・なんとかなりそうやけどなぁ」
「なんともならんよ,向こうが一方的に悪いもん」
「ふむ・・・」
「あ,着信やからかけなおすわ」
「はぁい」


掛かってこず,翌々日の晩


「遅くなってごめん,一応仲直りしたよっ」
徒労感と惚気感がしゅごい.